2020年12月17日の夕方、三日月と木星・土星の接近が見られました。
この写真の見どころは次の3つです。
①三日月なのに丸く見え、これを地球照(ちきゅうしょう)と言い、
地球で反射された太陽の光に月の欠けている部分が照らされ、
うっすらと見えています。
②この日、木星と土星が、ほぼ月の直径の距離まで近づいて見えましたが、
21日には月の1/5の距離まで近づきます。
③木星本体の周りに小さな星が4個見えていますが、これは木星の衛星で、
4個まとめてガリレオ衛星と呼ばれています。
12月21日には、月は離れてしまいますが、木星と土星は更に近付き、
月の直径の1/5程まで接近します。ぱっと見では一つの星に見えるかも!
勿論これは、実際に木星と土星の距離が近付く訳ではなく、地球から
見てほぼ同じ方向に2惑星が並ぶ為に近付いて見えるのです。
木星が-2等星、土星が0等星として、ひとつに見えると-2.16等星の
明るさになりますが、肉眼ではその差は分からないと思います。