6月4日に東方最大離隔を迎え、その後は太陽に近づきつつあります。
「東方最大離隔」とは水星や金星と言った、地球の内側の軌道を回る
惑星が、太陽から最も東側に離れる事を言います。
太陽から離れるので観察しやすい時期なのですが、水星の場合は元々
太陽に近いので、観察は結構難しいです。
最も明るいときはマイナス1等級で肉眼でも見えますが、水星が低く
なる前、つまり日没直後の空がまだ明るいうちに観察する必要がある
ので、見つけるには双眼鏡があると良いでしょう。
間違って太陽を見てしまわない様に、太陽が沈んでから探して下さい。
写真は6月9日 夕方7時32分に撮影した水星の姿で、半月状の形が
分かります。これからさらに細く三日月状になって行きます。