オリオン大星雲 M42

科学館の天体ドームに収められている望遠鏡は、眼視観察用の口径15cm屈折望遠鏡です。本来、天体撮影には向かないのですが、デジタルカメラを付けてオリオン大星雲を撮影してみました。アクロマートと言う形式の対物レンズで、その色収差により明るい恒星の回りに青い色が付いています。それでも星雲の入り組んだ様子を写し出す事が出来ました。

 

太陽観察専用の「シーロスタット」

シーロスタットは写真の様に2枚の平面鏡から構成されています。右下が第1鏡、左上が第2鏡です。
実物を見るまでは、単純に第1鏡が太陽時追尾するんだろうと言う認識でしたが、正しくは太陽時の1/2の速度で太陽を追尾します。そうすると第1鏡での太陽の反射光は常に第2鏡に当たる事になり、第2鏡での反射光が固定された望遠鏡に導かれます。