5月5日の太陽

sun20200505
科学館にある太陽観察専用の望遠鏡で撮影した5月5日の太陽です。
この望遠鏡はHα線と言う電離した水素原子が出す光で太陽を見る事が
出来、皆既日食のときしか見ることの出来ないプロミネンスを観察
出来ます。

プロミネンスは太陽黒点の上空に出来るのですが、ここ数年太陽の
活動が低下していて、大きな太陽黒点はほとんど現れません。
下の写真は6年前にこの望遠鏡で撮影したプロミネンスで、太陽表面
から炎の様に吹きあがっている様子が良く分かります。
solar prominence2
【撮影データ】
撮影日時 : 2014年10月31日 11時39分~11時42分
撮影場所 : 八戸市児童科学館屋上
撮影機材 : CORONADO Hα太陽望遠鏡P.S.T
+ Meade SP26mmアイピース
      iOptronCube自動導入経緯台  
カメラ LUMIX DMC SZ-9
M.Neichi

4月28日 金星が最大光度マイナス4.5等

夕方の西空で金星が明るく輝き、とても目を引いています。
そして今日が最大光度!・・・明るさはマイナス4.5等で、
これは1等星の154倍の明るさです。
そして、一昨日から昨日に掛けて、その金星のそばを細い月が
通り過ぎて行くと言う素晴らしい光景がみられました。
写真は昨日4月27日、空がまだ明るいうちに撮影したもので、
青空の中に浮かぶ月(左上)と金星(右下)の姿です。
月は月齢4.4ですが、地球で反射した太陽光が月の欠けている
部分を照らし、まるで満月の様に丸く見えています。
月と金星_20200427

3Dプリンターでマスクを作ってみました!

こんにちは!

コロナウイルスの影響で、マスクが不足して大変ですね。

そこで、最近話題になっている3Dプリンターでマスクを作ってみました!

3Dプリンター

3Dプリンターで製造するのに、4時間かかりました。

結構、時間が必要みたいですね。

3Dプリンター

製造できたマスクは、形が崩れないように補助の土台も作っています。

なので、いらないパーツ(土台)をペンチや電動カッターなどで切り取っていきます。

3Dマスク

最後に、ヤスリなどで尖っている部分を削ってあげると完成です!

まだ、磨きが足りないので未完成ですが・・・。

3Dマスク

マスクのように、自分が創造したものを形にして作り上げることができる3Dプリンター。

八戸市児童科学館にあるので、興味がある方は是非、開館できたときに遊びに来てください!

2階展示フロアー「ニュートンのゆりかご」の紹介

仮称「ネット科学館」の公開にむけて準備を進めています。
学校も、そして科学館も5月第1週まで休みとなりますので、
インターネットで科学館を楽しんで頂ければと企画しました。
勿論、その後も公開は継続する予定です。
まずは2階展示ホールにある「ニュートンのゆりかご」の動画です。

202年4月14日の金星

4月14日昼に、科学館の15cm屈折望遠鏡にスマホで撮影した金星動画です。
半月より少しだけ欠けた形です。
今月28日は最大光度マイナス4.5等となりますので、目の良い方は肉眼でも見えるかもしれません。
ただし、明るい青空の中で見つけるためには、金星の場所を正確に知っておく必要があります。
望遠鏡や双眼鏡で見つけたら、その方向を探すと見つかるかも知れません。
残念ながらこの日は肉眼では見つけられませんでした。

2017年3月18日 内合7日前の金星

2017年3月18日、地球-金星-太陽が一直線に並ぶ内合まであと7日の金星動画です。科学館の15cm屈折望遠鏡にスマートフォンで覗かせて撮影した動画です。手持ち撮影の為、金星がぶれていますが臨場感があります。昼の撮影なので青空の中に浮かぶ細い金星の姿が興味深いです。

 

 

夕方、西の空で金星が明るい

皆さんも気づかれているかと思いますが、夕方の西の空高くにとても明るい星があります。宵の明星 金星です。今、望遠鏡で覗くと、ちょうど半月型に見えます。

新型コロナウィルスが終息すれば、5月のゴールデンウィークに科学館の天体観測室&屋上で金星観望会を開催する予定です。

写真は3月30日日中に天体観測室の15cm屈折望遠鏡で撮影した金星です。左は撮影したままの画像で、右はその画像の赤や緑、青色をパソコンで調整したものです。

アトラス彗星(C/2019 Y4)が明るくなるかも

ハワイの小惑星地球衝突最終警報システム「ATLAS」によって2019年12月28日に発見されたアトラス彗星(C/2019 Y4)は、太陽に近づくにつれて急速に明るくなり、3月30日現在、おおぐま座で7~8等級です。今後太陽に近づいて行き最も近づく5月末にはマイナス等級にまで達する可能性があるとの事です。

写真は昨夜3月29日に撮影したもので、大きく広がっている様ですが、尾は短いです。左上の輝星はおおぐま座 HIP40215 5.34等級です。