なんだこれ? 2

プラネタリウムの局面の壁に直径30cmほどのまあるい穴があります。

なんだこれ?IMG_1413

副館長に聞いたところ、これは「空調の吹き出し口」とのことでした。投影には直接関係はありませんが、プラネタリウムの番組を快適にご覧いただくためには必要不可欠な設備ですね。

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このように座席を取り巻くように全部で10個あります。この夏はとても暑かったのですが、冷房が効いて大変快適な環境でした。

プラネタリウムリニューアルのため、MS-10での投影ができるのは

残りあと10日!

プラネタリウム投影休止まであとの2週間

9月に新聞発表がありましたが、今月末からプラネタリウムは設備更新工事をいたします。そのため約半年の間、投影を休止しなければなりません。IMG_13882

来年5月からは、最新の光学式プラネタリウムとデジタル式のプラネタリウムの両方を備えた設備に生まれ変わります。しばらくの間、お待ちいただきたいと思います。

紫金山・アトラス彗星 肉眼でも見えた!!

10/13 撮影の紫金山・アトラス彗星です。
一昨日までは肉眼では見つけることが出来ませんでしたが、見かけ上、少しづつに
太陽から離れて、昨日10/13は肉眼ではっきりと見えました。
ここ数日が、めったには見る事の出来ない彗星・・・ほうき星を肉眼で見るチャンスです。
夕方、6時~6時半頃、西の空に明るく輝く金星を目印に、金星の右上あたりにぼんやりと長く、太陽と反対方向にたなびく雲の様にみえるものがあればそれが紫金山・アトラス彗星です。双眼鏡かオペラグラスがあれば大分見やすいと思います。
C2023A3_20241013
【撮影データ】2024.10.13 18時06~09分
       EOS Ra + Sigma Art105mm F1.4
       ISO1000 露出2秒 × 30枚
       彗星頭部を基準にスタック
       PixInsight BXT

紫金山(ツウチンシャン)・アトラス彗星が夕方の西空に!!

10月12日撮影の紫金山・アトラス彗星( C/2023 A3)です。
12日に地球に最もちかづいた後、次第に遠ざかって行きますので、見かけの明るさは暗くなって行きます。しかし、観察に適する時間帯が、まだ空の明るい「夕方」から
空の暗い「夜」に移って行きますで、双眼鏡等を使えば、むしろ観察しやすくなるでしょう。
夜7時前の西空の低い所を探してみてください。ぼんやりと細長い雲の様に見えるのがそれですが、肉眼では難しいかもしれません。双眼鏡を使えば見つかるでしょう。
写真では長く伸びた尾を写せるかもしれません。C2023A3_20241012
【撮影データ】
2024.10.12 17時57分~18時00分
Canon EOS Ra + Sigma Art105mm F1.4(F1.8)
ISO1000 露出1秒 × 17枚を彗星核基準で合成
ステライメージで画像処理・トリミング

満身創痍です

7月の出来事です。プラネタリウムを操作しようとしたら、緯度の調整ができなくなるといったトラブルが生じました。八戸市の星空を映し出すには、緯度を40.5度に設定しなければなりませんが、緯度の設定が固定できず勝手に動いてしまうという障害でした。職員の工夫によりどうにか投影ができるようにはなりましたが、根本的な解決には至っていない状況です…。あと半月、持ちこたえてほしいです。(苦笑)

下の写真は、コンソール(操作盤)の内部です。たくさんの電子部品が並んでいます。40年以上前のものですから、古さも感じます。大事に使ってきてはいますが、あちこちにガタが来ています。

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プラネタリウムリニューアルのため、MS-10での投影ができるのは

残りあと14日!

学習投影

本館は小学校理科の学習を目的としての利用もいただいています。特に小学校4年生の「月と星」の内容ではプラネタリウムの活用が大変重宝されています。小学校の授業時間では実際の星空を見上げての指導はまず不可能ですので、プラネタリウムを使っての疑似体験はとても有効です。

実際の星空での観測は天候にも影響されるし、近郊では「光害」により星がよく見えないのが難点です。また、星の動きなども実際の観測だけでは理解に時間がかかります。(学習方法として、時間をかけて観察を重ねその結果を考察させることは大切ですが…)その点プラネタリウムでは、満天の星空を自由に再現できます。時間を自在にコントロールすることも可能ですので星の動きの理解も容易になります。

なによりも、子どもたちが星空に興味を持ち、夜空を見上げてはあれこれと考えることができるようになってほしいと願います。IMG_1341とある小学校4年生の学習投影前の様子です。MS-10が子どもたちを優しく見守っているように感じました。

プラネタリウムリニューアルのため、MS-10での投影ができるのは

残りあと15 日!

45年間ご苦労様

MS-10の筐体に張り付けてある型式番号を示すプレートには、「1980.7」と製造年月が刻印されています。本館がオープンしたのが同年の10月ですから本館の歴史と共にここにいたことがわかります。IMG_1366

45年間の使用に耐えたMS-10には感謝あるのみです。

プラネタリウムリニューアルのため、MS-10での投影ができるのは

残りあと16 日!

未来技術遺産

MS-10は、2021年(令和3年)に国立科学博物館の「重要科学技術史資料」(未来技術遺産)に登録されました。MS-10は投映の精度や正確さに加えて、星がキラキラと輝く「キラメキ装置」が搭載され高い評価を受けたようです。

当館のMS-10です。精巧に造られた歯車や電子部品などが山盛りです。IMG_1346

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下の写真は、東京有楽町のプラネタリアTOKYOに展示されているMS-10の1号機です。同じMS-10ですが違いを見つけることができました。

DSC_02790    (令和6年5月撮影)

プラネタリウムリニューアルのため、MS-10での投影ができるのは

残りあと17日!

プラネタリウムの光源

プラネタリウムで星を映し出すために、MS-10では下の写真にある電球を使っています。500ワットの電球です。IMG_1345

MS-10に2つある星を映し出す部分の中心に一個ずつ入っています。IMG_1348

投影中に切れてしまうと大変なので、定期的(2か月に一度)に交換しています。電球を交換するときにガラスに指紋などの油が付くと電球はすぐにダメになってしまうので、交換時には手袋をはめるなど気を使います。

プラネタリウムリニューアルのため、MS-10での投影ができるのは

残りあと19日!