前の投稿で20日頃になればと書きましたが、3日も早い17日夕方、ネオワイズ彗星を撮影出来ました。
少ないチャンスを逃さない様に、八甲田を超えて城ケ倉大橋の駐車場を撮影場所としました。
明るさは2等級の恒星より暗く感じ、感覚的に3等級と言ったところでしょうか。
彗星は大きく広がっていますので、同じ等級でも恒星よりは暗く感じます。
【撮影データ】
2020.07.17
Canon EOS KissX6i天体改造 EF200mm F3.5 ISO800 露出25秒
前の投稿で20日頃になればと書きましたが、3日も早い17日夕方、ネオワイズ彗星を撮影出来ました。
少ないチャンスを逃さない様に、八甲田を超えて城ケ倉大橋の駐車場を撮影場所としました。
明るさは2等級の恒星より暗く感じ、感覚的に3等級と言ったところでしょうか。
彗星は大きく広がっていますので、同じ等級でも恒星よりは暗く感じます。
【撮影データ】
2020.07.17
Canon EOS KissX6i天体改造 EF200mm F3.5 ISO800 露出25秒
明け方の北東の空低くに、ネオワイズ彗星が尾を引いて見えています。
と言っても、午前3時前にはもう空が明るくなって来ますので、探すの
は肉眼では難しいです。
小さくても良いので双眼鏡かオペラグラスがあれば見つけやすいです。
ただ、しばらく天気が悪い様で、明け方の観察は難しいかと思います。
しかし、7月20日頃になれば、今度は夕方の北西の空低くに見られる様
になります。
2020年6月21日の部分日食は直前まで天候が心配でしたが、
終わってみれば始めから終わりまで、雲に遮られる事なく
全経過を見ることが出来ました。
観望会は、これまでは屋上で開催していましたが、今回は
科学館隣りの芝生で開催、160人もの方が参加されました。
1時間40分に渡る長丁場でしたが、芝生に座り楽な姿勢で
日食メガネを太陽にかざして観察している方もいらっしゃ
いました。
安全の為、太陽投影板に写し出された太陽を観察しました。
星は夜見えるもの・・・とも言い切れない!
大きな望遠鏡を使えば、明るい星なら昼でも見る事が出来ます。
では、何等星まで見えるのでしょうか。
少し大きな口径32cm反射望遠鏡で昼の星を見てみました。
まず、太陽・月以外で最も明るい「おおいぬ座のシリウス」
マイナス1.4等星は簡単に楽に見えます。
次に「こいぬ座のプロキオン」0.4等星、これも割と簡単に
見つかりました。
最後に「ふたご座のポルックス」1.2等星です。これは少し
探しました・・・が見つかりました。
今回は、自動導入と言って、見たい天体に自動的に望遠鏡を
向けてくれるとても便利な機能を持った望遠鏡を使用しました。
ですから、望遠鏡の視野に目的の星が入っている事は確実なので、
見つけやすかったです。今回使用した口径32cm反射望遠鏡では
2等星位までなら探せそうですが、科学館の望遠鏡は口径15cm
なので、何等星まで見えるか、今度試してみたいと思います。
そして、水星1.4等も昼の空で見つける事が出来ました。
ただし、写真は夕方7時30分頃撮影したものです。
6月4日に東方最大離隔を迎え、その後は太陽に近づきつつあります。
「東方最大離隔」とは水星や金星と言った、地球の内側の軌道を回る
惑星が、太陽から最も東側に離れる事を言います。
太陽から離れるので観察しやすい時期なのですが、水星の場合は元々
太陽に近いので、観察は結構難しいです。
最も明るいときはマイナス1等級で肉眼でも見えますが、水星が低く
なる前、つまり日没直後の空がまだ明るいうちに観察する必要がある
ので、見つけるには双眼鏡があると良いでしょう。
間違って太陽を見てしまわない様に、太陽が沈んでから探して下さい。
写真は6月9日 夕方7時32分に撮影した水星の姿で、半月状の形が
分かります。これからさらに細く三日月状になって行きます。
今年の夏至に当たる6月21日、部分日食があります。
いつもですと児童科学館の天体観測室や屋上で開催する観望会は、
今回は新型コロナ対策で、お隣 八戸市福祉公民館の芝生で行います。
・無料・予約不要・出入り自由です。
5月29日撮影の金星です。
内合まであと一週間を切り、ますます細くなって来ました。
今回は動画で撮影したものを、PCソフトを使って約1500コマを合成し、
更に画像処理しました。
【撮影日時】2020年5月29日 12時33~42分
【撮影場所】八戸市児童科学館 天体観測室
【撮影機材】Nikon 15cm屈折望遠鏡 + アイピース Nikon Or9mm
Canon EOS Kiss X6i 天体改造
ISO800 動画撮影
【画像処理】AutoStakkertで約1500コマ合成
ステライメージでレベル調整、アンシャープマスク処理
6月2日よりプラネタリウム投影を再開致します。
ただし、完全予約制・人数制限があります。
観覧料は無料です。以下、詳細です。
【タイトル】「夏のほし」
【内 容】 夏の代表的な星座と神話「牛郎とおり姫」(20~25分)
【投影期間】 6月2~28日(7月からは新番組、こちらは有料になります)
【投影時間】 平日: ①15:00~ (1回のみの投影)
土日祝日 : ①11:00~ ②13:00~ ③15:00~(3回投影)
・前日までに電話でのご予約をお願い致します。 TEL 0178-45-8131
1回の投影で8組まで(1組3~4名程度)とさせて頂きます。
・プラネタリウム観覧後、ご希望により工作(土日祝日のみ)、
展示物体験も出来ます。プラネタリウム予約の際、
合わせてお申込み下さい。
・プラネタリウム観覧なしの、工作のみ、展示物体験のみ、
図書室その他のご利用での入館は出来ません。
・料 金
プラネタリウム観覧、展示物体験 : 無料
工作 : 次の3種類から1つのみお選び下さい。
①マカロンストラップ:100円
②アロマゼリー:100円
③スライム:50円
・プラネタリウム観覧・工作・展示物体験は合わせて1時間以内で
調整させて頂きます。工作と展示物体験のどちらもお申込みの場合、
順番はこちらで決めさせて頂きます。
・入館時の検温、手の消毒、マスク着用にご協力下さい。
申し訳ございませんが、未着用の方は入館頂けません。
ホームページでも案内させて頂いております。あわせてご覧下さい。
5月25日の夕方、西の空低くには雲が掛かっていましたが、水星と金星、
そして月齢2.8の細い月が見えていました。
正確には水星と金星は肉眼では見つける事ができませんでしたが、
望遠鏡を使ってその姿を確認しました。
カメラの準備が間に合わず、目の代わりにスマートフォンで望遠鏡を
覗かせて撮影しました。
金星は、地球-金星-太陽と一直線に並ぶ「合」を6月4日に控えて、
これからどんどん太陽に近づき観察が難しくなって行きます。
形もますます細くなります。
水星は金星の合と同日の6月4日に東方最大離隔となり、太陽から
最も離れのますので、これからが観察の好機です。
【 金星 】
これから6月4日に向かってますます細く、大きくなって行きます。
【 水星 】
赤と青の色は本当の色ではなく、大気のプリズムと同じ働きにより色がついたものです。
5月22日の夕方、金星と水星が角度にして1度未満まで接近しました。
因みに満月の直径が約0.5度ですから、満月2個分より近いです。
水星はもっとも太陽に近い惑星で、見掛け上も太陽からそれほど
離れることはありませんので、観察しにくい対象です。
太陽から最も離れて見える東方最大離隔や西方最大離隔の頃に
観察すると良いでしょう。
近々では6月4日が東方最大離隔で夕方の西空で見るチャンスです。
まだ10日以上ありますが、今回は金星と言うとても明るい天体が
近くにあり、思ったより簡単に見つける事が出来ました。
水星を見るだけなら、望遠鏡よりも広い範囲を見ることが出来る
双眼鏡の方が適しています。
今回も双眼鏡で金星をとらえるとすぐ近くに水星が見えていて、
位置が分かると肉眼でも簡単に見つかりました。
写真右上の明るいのが金星、金星の左下・中央より少し右上に
見えるのが水星です。
M.Neichi